CMやニュースでよく見る、プレゼントキャンペーンや来場得点について
なぜ上がり続けるのか、、、
高くなる要因を徹底解析!
大手スメーカーの事例
タマホームが来場特典で1万円分のQUOカードをプレゼント!
また大手工務店が知人紹介で50万円のキャッシュバック!
立派な展示場やCMだけでなく、来場特典や紹介特典でお客さんを集客する動きが活発になってきています。
上がり続ける理由
ここ数年の販促費(広告費)の高騰が激しいからなんです!
一般的に、
● CMを1枠流すのに数百万~数千万円
● 展示場の建築が3千万~5千万円
● タレントやマスコットの起用で年間数千万円
先日のヤクルト村上選手の56号ホームランを祝してスポンサーのオープンハウスが3億円の家のプレゼントを発表したのも話題になりました。
ハウスメーカーや大手のビルダー、工務店がこれだけ販促費(広告費)に費用をかけるなか、地場の工務店はどうなんでしょうか?
1組の集客単価が約10万円。10年前と集客単価は1.8倍に!?
一般的に地場工務店の現在の集客単価が10万円程度といわれています。
一回イベントを行って1組集めるのに10万円のコストがかかるということですね。
これってすごく高くないですか(汗)
グラフは日本のインターネット広告費の推移ですが、2020年から2021年にかけて120%以上も増加しているんです。
住宅業界でもコロナの影響で急速にデジタルへのシフトが進み、広告費用が高騰しているんですね。
10年前は、
折込チラシの集客が1組/3000部~5000部
ポスティングチラシの集客が1組/1000部~3000部
と言われている地域も多かったですが、いまはその半分以下の成果になっている地域も多いです。
販促費用が高くなる要因
販促費(広告費)の高騰 = 利益が減少する
当然会社としては固定費がかかりますから利益は何とか死守したい。
そうすると、
- 家の販売価格を上げる(値上げする)
- オプション(追加)提案に力を入れて単価を上げる
- リードタイムを短くする(質の良い顧客に集中する)
- 今より仕入れコストを下げる(ウッドショックのため難しい)
- 人件費を下げる(雇用数や歩合の減少)
などなど。
これらのなかで、住宅購入層の方に影響があるのは
特に、
「オプション(追加)提案に力を入れて単価を上げる」でしょうか。
基本的に家は追加工事に対しての利益率を高く設定する会社が多いです。
基本本体価格 ・・・利益率設定25%
追加工事・・・利益率設定40%
といった具合に。
おわり
お客様の事を真剣に考えて追加を提案してくれる住宅会社は良いですが、利益確保のためにここぞとばかりに追加を提案してくる会社は要注意です。
ウッドショックで仕入れコストが高騰していることも相まって、住宅会社は入口の価格は高く設定がしにくい状態です。
追加工事で利益を調整されるようなことのないように注意したいですね。。。
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